海と猫がいる景色:お泊りしたその日の夕方。ひょいとやって来た。自分のためのお泊りステーキはきさんじが獲得したことを知ることなく。それでも今晩もお泊りしよっかなと思う寿三郎。おっちゃんは寿三郎が泊まりたいなら一泊2食で対応。帰りたいなら、また、その気になるまで待つ。おっちゃんはひばりが来てから、自分の頭が家康に近いと思うことに気が付いたのです。どんなに良いことでも本人がその気になるまで待つ。これは猫のためになるからと言って簡単に決めつけない。多分たくさんあるであろう猫への対応のし方のひとつに過ぎません。
これは今は寿三郎に向けた固有の方法であって、決して一般論では解決しません。日常の判断に求められるのは固有の条件下の固有な判断であって、一般論ではないからです。   解説:円之助